思い込み

月のない夜は、当たり前ですが、暗いものです。

月がいかに明るい存在かが分かります。また、夜の気温もかなり下がっています。

ところで、思い込みという言葉があります。人は、一旦、思い込むとなかなか、別の見方ができなくなります。

論理的な根拠よりも、経験を過度に重視したり、中途半端な知識により、しばしば発生するように思います。

人は、感情の動物だという言葉もあります。分かりきったことでも、感情の行き違いで、思わぬ方向に物事が進む場合があります。

時に、自分に都合のよいように考えて、考えられないような発想や行動をします。いろいろな場面で、十分に気を付けなければと思います。

古代ギリシアに生きた有名なソクラテスの言葉に「無知の知」というのがあります。

その内容を要約すると、本当に知らないことに気付くことで、初めて真理を求める気持ちや行動が始まるということだそうです。

思い込みは、その時点で、真理を求めることを停止しているということなのでしょうか。少し硬くなってしまいました。

ただ、ここでは、月が明るいのか、暗いのかは、とりあえず、その状況で変わるという結論でよろしいでしょうか?

むく夢空