燕の営巣(最終回)

朝、カラスのカァーというひと鳴きが、自宅の傍から聞こえてきました。

まさかとは、思いましたが、雛鳥もかなり大きくなっているし、今までのカラス対策が功を奏していたのか、何事もなかったので緊急性をあまり感じませんでした。

ただ、雛鳥の鳴き声も聞こえなかったので、そっと覗いてみると、巣が空になっていました。カラスか!かと一瞬思いました。

親鳥が巣に飛んできて、餌を与える声を出したり、巣の中を覗きこんでいました。もう一羽が飛来すると、いつものように、ホバリングして威嚇してきます。しばらくして、2羽揃って近くの台に泊り、空になった巣の方を見ています。何となく、同じ親として切なく感じ、玄関を閉めました。

巣立ちなのか、襲われたのか分からず、少し落ちこんでいると、娘が、スマホで、燕の巣立ちのデータを調べてくれました。たまごから孵ってから20日くらいで巣立ちするそうです。最初の子が生まれたのが5月26日でしたから、今日で、ちょうど19日になります。1日早いですが・・・。

その後、親鳥は巣に寄り付いていません。

おもちゃショーに出掛ける前に、空を見てみました。そうしたら、燕が4~5羽電線にじっと泊まっていました。

 

 

 

 

 

少し離れたところに巣が2軒あるので、この辺りには6羽の親鳥がいます。ただ、親鳥たちは、餌を確保するために、朝早くから夕方遅くまで1日中飛び回っています。

ということは、電線にいる燕は・・・、巣立った雛鳥の可能性が出てきました! 多分そうに違いない、と今は思っています(確信しています)。

今年は、久々に無事巣立ちがでました。来年の5月にまた、燕が飛来することを願って。

ただ、自宅にある巣は少し小さめで、かなり傷んで、端が崩れかかっています。もし、来年来てくれる親鳥がいれば、ぜひ改修をお願いしたいです。

ということで、燕の様子を報告するのは、今日が最後になります。また、来年も報告ができるといいのですが、こればかりは・・・。

むく夢空