数珠玉

本日は、1日、数珠玉探しでした。

この数珠玉は、水辺近くに生えるイネ科の植物です。昔、この実をつないで数珠にしたことから、この名前がついたそうです。

この近くでは、あまり見かけなかったので、以前見かけたことのある、西三河の川の流域を探しに行きました。

ところが、数珠玉を見たことのある川の流域は、背丈以上のセイタカアワダチソウや、ススキ、カヤ、竹、名も知らない植物で、とても川傍に近づける状況ではありませんでした。

随分、自然は短い間に変化してしまうものだなあ、と感じてしまいました。以前はこんな鬱蒼とした状態ではなかったのに・・・

今年は、飽きらめなければ、とも思いましたが、道を間違えて通った、全く知らない場所で、全くの偶然により、刈り取た田んぼの傍に生えているのを、見かけました。少し大袈裟な言い方になりますが、運命のようなものを感じました。

早速、地主さんに了解を得て、採らせていただきました。

地主さんは、とても優しい良い方で、お子さんが小さい頃には、数珠玉で、いろいろ作られていたそうですが、もう大きくなったので、いくらでも採っていいよ、と快く了解していただけました。

本当に、探しに行く前には、全く予想だにしなかった、今まで、一度も行ったことがない所にあったのですから・・・。皆さんにとっては大したことないない、と思われるかもしれませんが、私は、内心すごいと感じました。

この数珠玉は、後日、ワークショップのコーナーや店外イベントの際に、提供させていただく予定です。

むく夢空