土用の丑の日

台風6号が三重県に上陸、この附近を通過して行きました。被害にあわれた方にはお見舞い申し上げます。

未だ、台風特有の雨の降り方をしているので、まだ暫くはお気をつけください。

こんな中、セミは多少の波はあるものの、鳴き続け、親燕は、雛鳥のため、餌場と巣の間を頻繁に往復しています。

生命力と、その維持に対する生き物の生きる力の強さを感じます。

ところで、今日は土用の丑の日。ウナギの話題がいろいろな番組で取りあげられていました。

江戸時代に、平賀源内が作ったキャッチコピーが始まりというのは有名な話です。

一方で、この日はウナギに限らず、牛など、「う」のつくものを食べれば良いと聞いたことがあります。極端な例では、梅でもよいとか。

以前も、ご紹介しましたが、この時期に、夏のスタミナ食として、天ぷらなどもお勧めだったようです。

ただ、西三河の有名な持ち帰りのウナギ屋さんは、いつも行列ができているくらい賑わっていますが、この土用の丑の日はお休みだそうです。一番の稼ぎどきなのにです。日頃のウナギへの感謝なんでしょうか、それとも供養なのでしょうか、理由は分かりませんが・・・

また、岐阜には、1000年程前に、ウナギが鬼退治の導きをしてくれた神の使いだとして、ウナギを食べない地区があります。その地区の方は、今でも、誰もウナギを食べないそうです。

それぞれの地方や考え方があり、何が正しいのかではなく、画一的ではないのが、文化や風習の世界では大切なことなのでしょう。

むく夢空