暖かい師走です。また少し寒さも戻るそうですが、気温は高めだそうです。
今年は、年末年始のワクワク感が少し欠けているように思います。
この暖かな陽気もその一因だとは思いますが、そればかりではないような気がします。
私自身にとっては、娘たちが新しい家庭をつくり自立して、家を出て行ってしまいました。
本当は、喜ばしいことなのですが、いつもいる家族が減っていくのは寂しいものです。
ところで、これ以外には、最近の年末年始と通常の祝日があまり変わらなくなってきたからのような気がします。
小さい頃は、三が日までは、どこでも、デパートやお店などが開いていなくて、食べるものと言えばお節料理でした。
三が日が過ぎて、お店が開き始め、お刺身やカレーライス、ラーメンなどのおせち料理以外の食べ物が新鮮で、美味しく感じました。
元々、おせち料理は、おうちの人が、お正月の間、料理しなくてもいいようにと、日もちする食品や料理が多くを占めている、と聞いたことがあります。
おうちの人みんな(日頃いつも料理をつくってくれる人を含め)が、休めたり、ゆっくりできるための料理だったようです。
いまでは、元日や2日目から営業しているお店があるおかげで、お寿司なども含め何でも手に入ります。
そのため、お正月という特別感がなくなってしまったように思います。
実際に、元日から働く人も増えているのではないでしょうか。郵便局や交通機関関係、寺社関係や警備・防犯・防火・医療等の方以外でも。
良いことなのか、そうではないのか、今は分かりません。いろいろなところからいろいろな考えにもとづき、いろいろな意見が出てくるかもしれません。
過去に経験している大人はいいとしても、子どもたちがワクワクするような楽しみにできる、他の日とは異なる特別な日としての、お正月であってほしいと思います。あくまでも私個人の思いですが。
むく夢空