店から外に出ると、少しムッとするような暖かさでした。
雨が降っているにも関わらずです。
あと2週間で、今年も暮れてしまいますが、まだ秋の名残があちらこちらで見受けられています。
ただ、外の気候に関係なく、日々の業務というか社会の動きは、年末年始に向け着々と進んでいます。
私の存じあげる周りの方々も、着実に迷いなく行程をこなしているという印象です。
時間というものは、感情もなく、坦々と物理の法則のもとづいて、ひたすら前にのみ向って進んでいるようです。
タイムマシーン、タイムトラベル、タイムスリップなどは、SF作品によく出てくる用語です。
この言葉には、夢というか、ワクワクさせるような気持ちにさせてくれます。また、絶対に見ることができないことで、創造の幅も広がっていきます。
私たちが興味を持ってしまうのは、時間の冷徹さに対して、未知の現象や出来事との遭遇による変化と熱気が伝わるからでしょうか。
何にしても、あと2週間で、新しい年を迎えることになるという現実は、どんなことがあっても揺ぐことはありません。
むく夢空